全国から薬剤師を募集しています。兵庫県豊岡市・但馬 | センター薬局こうじゅ舎です。漢方相談承ります。

〒668-0033 兵庫県豊岡市中央町18-8 TEL:0796-26-3033

薬剤師キャリアアップのために

第一期  薬剤師のための国際中医師養成講座受講生募集のご案内

―調剤マシーンで終わらないためにー

(株)こうじゅ舎 センター薬局

何故?漢方を・・薬局で。薬局でもっと漢方薬を売るために勉強するのか?
と疑問を持たれるかもしれません。
我々は、処方箋調剤と在宅活動を中心とした薬局でありますが、中医(漢方医学)の勉強は、薬剤師のキャリアアップの最強の勉強だと信じています。
何故なら、それらの学習により相談力は確実にあがり、患者さんの信頼は間違いなく上がるからです。これは、私自身がケアマネージャー、漢方薬・生薬認定薬剤師、小児薬物療法認定薬剤師、心理カウンセラーなどの資格を取得した上での結論です。
お蔭で、とても良い薬剤師人生を過ごせたと感謝しています。
 今回、感謝の気持ちを還元するために、同じ志の国際中医師を育成したいと考えました。    
患者さんに信頼される薬剤師を育てるために、そして何より薬剤師が更に医療の中で貢献出来るために、国際中医師を目指し、その知識を利用できる薬剤師を支援・指導・育成したいと考えました。
地域の方々に役立てる薬剤師を目指して、国際中医師合格レベルまで一緒にキャリアアップしたいと考えます。

(株)こうじゅ舎 代表取締役 社長 
 岸本 恭一

※「国際中医師」とは、中医(東洋医学)のレベルを統一するために、中国政府が国際的に許可した名称。取得のためには、指定された試験に合格せねばならない。さらにその講師資格である「主治医師」取得のためには、国際中医師取得後に、中国で中医薬大学での臨床実習を行ない、受験する。

医療人としての薬剤師像の提案

こんな事を患者さんから言われた事はありませんか?。

  • 「お腹が弱いのでヨーグルトを飲んでいるが、飲んでいる時の方が下利しやすい」
  • 「マグミットを処方されているが効果が悪いので、ヨーグルトを飲んでいるが反ってひどくなった」
  • 「夏場にアイスコーヒーを3回ほど続けて飲むと鼻炎の症状がでる」

と患者さんに言われた。

こんな方々は病院に行けば、下痢止めの薬や更に強い便秘薬、そして鼻炎の薬をもらいます。  これが普通の"医療"と言われるものです。西洋医学のガイドラインでは、合格点です。
でも薬が「効く」だけで、「治る」訳ではなく、受診を繰り返す可能性があります。
若い頃は、これを知りながらも、何も出来ずに、ただ薬を渡しているだけの我々の仕事に疑問を感じ、「医療人は他人の不幸を飯の種にしている卑しい職業」と卑下した時もありました。
皆さんなら、どう対応しますか・・・? 「気の毒に・・」と思いながらも、「お大事に!」とだけ言って帰ってもらいますか?
 漢方の知識で考えると「ヨーグルトやアイスコーヒーは、胃腸を猛烈に冷やす物」なのです。
ですからこれらによって内臓が冷えて疲れてしまったことが発症の原因として推察されます。(漢方的な病理で説明すれば、脾胃が冷えて、脾の運化作用が低下し、便秘や下痢になった。アイスコーヒーの方は、脾の低下によって肺の宣散と粛降が出来なくなったと考えます)
 私たちは、処方箋に従い、正しく調剤することは当然です。
でもこれだけでは将来は、"調剤はレセコンとそれに連動した調剤用の機械が行ない、薬剤師は監査役だけの仕事"となるでしょう。その方がコストがかかりませんし、正確ですから。
私たちは、処方箋薬にそえて、養生の提案をすることも、患者さんには大切だと信じています。

具体的には、これらの方々には、内臓を温める養生をして、根治をめざすことを提案することも大切な使命だとだと我々は考えています。
 更には、ここまで悪化していないが、これらの症状の予備軍の方々が大勢おられます。
それらの方々に正しい予防の方法をお教えしてあげる事が何よりの貢献になります。
勿論、これを理解するには中医・漢方の知恵が必要になります。
「予防と養生を提案する」。これこそ現時点で医師や看護師さんには出来ない、薬局しか出来ない仕事の一つだと考えています。
特に、病気予備軍に対しては、今の保険医療体制では全く対応できない現状を考えると、これらの知恵を提案して医療費抑制に貢献することは、我々しか出来ない事だと確信しています。
患者さんは、「健康になりたい!」と願うのと同時に、満足と安心感を最も求めておられる事を忘れないことです。心からの感謝の言葉を言ってもらえる職業にせねばなりません。
 我々は、医療機関の中で薬局として、現在の置かれた立場で、どう活躍出来るかを考えるとこのスタイルが最も地域に貢献でき、何より"自然の理"に則した医療を提供できると確信をしています。
 薬局が一番社会に貢献出来る姿は、「薬を正しく調剤して、供給する」ことは当然で、その上で「"治療"のための薬を飲まなくても良い身体作り」を提案し、支援することであると信じて日々研鑽を積んでいます。
そのための国際中医医師の知識の利用です。

 

現在の薬局を見ると、薬剤師は、病理に弱すぎる点が非常に残念です。
自分や家人の病気くらい、自分の知識で対応出来る腕が無くて、どうして薬局で多くの訴えを持つ患者さんの対応が出来るでしょうか?
百歩譲って、家族が病気になった際に、受診するにしても、ある程度の診断予測と処方される薬を推察できるくらいの知識が無いのなら、患者さんの知識レベルと同じと言わざるを得ません。
 また、患者さんが調剤薬局で薬をもらった帰りに、相談の出来るドラッグストアーへ行かれ、病気の相談や薬の相談をされる事例が多い事実は、何故でしょうか?
この辺に、「薬の専門家」と自負しながらも、患者さんから「薬剤師が調剤マシーン」という肉体労働者としてしか見られない現実がある様に思います。

 在宅活動への取り組み、医療連携の構築など・・システム構築が薬剤師会などで叫ばれています。医薬分業の更なるステップとしては、重要なことで、大いに同意致します。或いは、病棟での薬剤師の貢献も進んできました。
しかしながら、仕組み作りを強化しても肝腎の薬剤師が患者さんのニーズをしっかり受け止めて、適切な対応が出来るこれらの"能力"がなければいつかは、破綻します。
これでは立派な大リーグ野球場を作って、大勢の観客を前にして、実力不足で三振を繰り返すバッターの様なものです。いつかは、観客は相手にしなくなります。

 一方で、「国際中医師なんて、素人だましの肩書きだ・・!」との批判もあります。
確かに私も師匠について漢方を20年ほど学習し、漢方に自信がついた頃には、この様な意見でした。
でも国際中医師の試験問題を試しに解いてみると自分の力不足を感じました。
少なくとも、「傷寒論・金匱要略・脾胃論くらいは読破して、難病と言われる方々を漢方薬で手助けできる様になってから批判して欲しい」というのが現在の考えです。
実際に、国際中医師を合格した仲間は、それなりに勉強をして、実力をつけて、西洋医学だけでは対応出来ずに困っておられる患者さんへのニーズに確実に答えを出しておられる方ばかりです。
これで薬剤師の問題点を全て解決出来るとは思っていません。でも患者さんを前にした時に、非常に大切な知識と知恵だと確信を持っております。
これらの知識を広めて、薬剤師が社会で更に貢献出来る能力を高めたいと考えます。

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