12月7日に新神戸ANAクラウンプラザホテルで漢方講習会を開催しました。
漢方の知識を広く利用してもらうために、社外の方々にも声をかけ、神戸・姫路・大阪から調剤薬局の薬剤師や漢方薬局や健康相談を中心にした薬局での薬剤師などが集まりました。
私は、大学卒業後から数名の師匠について30年近く漢方を学んで来ました。漢方薬・生薬認定薬剤師ではありますが、腕試しとして国際中医師試験、その上級である主治医師試験にも合格しました。(ちなみに主治医師は、まだ日本では少数であり、責任重大です)
薬剤師は、患者さんを前にするとコミにケーションはおろか、適切な指導さえ出来ないと嘆いている方も多いです。
まさに、調剤マシーンと言われる所以です。
在宅活動の重要性が叫ばれ、患者さんとのコミニケーションが必要とされて来ている現在としては、心細い限りです。
今回は、漢方の専門家を目指すのではなく、漢方の知識を取り入れて、別の視線から患者さんを観察することで、見えない物が見えて来ることを目指す会として講習会を開催されました。
最終的には"漢方の診断学"を身につけることを第一目標にしています。
第一回目は、本には書かれることの無い
・東洋思想の考え方とそれに伴う物質論
・ 天人合一思想
・ 陰陽論
などを説明しました。
次回は、
・ 気血弁証
・ 五臓六腑の生理と病理
・ 五臓六腑弁証
などを行なう予定です。